ドミニオン 基本セットから拡張へのステップアップ
今回はドミニオン基本セットから拡張セットに進むためのプロセスを自分なりの考えでまとめてみます。ドミニオンに魅力を持った初心者の方を対象に書きます。
ドミニオン面白いけど、カードの種類が多い‥、もっと上手くなりたいけど、どうすれば上手くなれるか分からない‥という方は実際いらっしゃられるのではないでしょうか。
僕自身はTCG(トレーディングカードゲーム)からドミニオンに入ったので、ドミニオンには馴染みやすかったのですが、ボドゲからやドミニオンが初めてきちんとプレイしたゲームであるような方も実際いらっしゃられると思うので、今回の記事を執筆しようと考えました。
けれども、ドミニオン強くなるためにはどういう手順で練習するのが効率が良いかという内容でしか、僕の目線だと書きづらいということに書いてるうちに気がついてしまいました。
そのため、今回はその目線で考えていきます。
まず、手順について見ていきたいと思います。
ただ正直個人差が出ると思うので、あくまでも一例として書いていきます。どちらかというと、将来日本選手権とか出てみたいなとかそういう方向きです。
0.ドミニオンのルールや基本セットのカードのテキストを覚える。
1. 基本セットの戦法や構築を6割型理解する。
2. テキストを覚える感覚で、基本セットに1ずつ拡張を入れて混ぜて遊んで行く。
3.拡張1つだけで遊ぶ。
4.数種類混ぜてみる。
5.好きなように混ぜる。
@たまに基本に戻る。
@は何度か途中で挟むことを個人的に推奨しているプロセスです。
好きに拡張とかを混ぜて遊ぶのは1つの遊び方としてはいいのですが、ある程度知識などをつけてからではないと、かなり難易度が高いため、上達には繋がりにくいです。
ドミニオンの基本的なノウハウがあってこそ、拡張セットのカードを扱いやすくなります。
各プロセスについて見ていきます。
0.
ルールやカードの効果が分からなければ、やはり理解度にかけてしまうので、ある程度は軽く試合をするなどして覚えて行くのが吉です。
1.
僕自身は拡張を全て触っているのですが、結局基本セットの派生形の戦法が大半です。拡張セットのカードの性質は基本セットとはそれぞれ異なるものの、基本的に基本セットのカードに+@の要素がついているものが多いです。
戦法に関してはある程度コンボが組めるほど練習することが好ましいのですが、60パーセント理解すれば大丈夫です。
残りの40パーセントは、試合数や他の拡張触って行くうちに身についてきます。
2.
まずは拡張カードのカードテキストを使って覚えることが大切なのですが、いきなり知らないカードを10種類混ぜると、情報処理が追いつかないという事態になりがちなことがあるので、少しずつ混ぜて行く方が遊びやすいと思います。
3.
拡張のカードをある程度覚えたら、その拡張のみで遊ぶことをお勧めします。拡張ごとに、製作者が意図した強い組み合わせがそれなりに存在するので、それを学ぶためにも1つの拡張で遊びこむ事も大切です。
小さい拡張は他の拡張と混ぜましょう。
4.
これも、他の拡張のカードとの相性を確認することが目的です。同じ組み合わせで何回かやる方が、一度出てきたカードが出てきやすく使用感を掴みやすいです。
5.
ひたすら実戦経験を積みましょう。
@について
時々基本セットに戻ることを推奨します。
練習を重ねて行くうちに、試合数やデッキ構築の精度も高まっていると思うので、基本セットの攻略が容易になってると同時に、新しい発見が意外とあったりします。
結構ダラダラ書いてしまいましたが、楽しみながら、拡張に手を出していくことが大切です。
ドミニオンオンラインで無課金の場合、拡張セットを触るには、レート戦しかなく、全拡張が出てくる仕様なので、ちょっと初心者には敷居が高いです。
そのため、ドミニオンオンラインから拡張セットに入る方は、課金を進めます。 課金をすれば、拡張は触れますし、bot相手にカードの使用感を確認できるのが大きいです。
1ヶ月単位でわりかしリーゾナブルにクレジットですぐに課金できるので、オススメです。
カードの使用感をつかむ目的に1ヶ月だけ課金してみるのもいいのではないでしょうか。
個人的な見解なので、プレイスタイルは人それぞれだと思いますが、なんらかの参考になれば幸いです。
ぜひ楽しいドミニオンライフを!
以下余談です。ドミニオン教えるのって難しいよねっていう話です。
私自身、地元の店でドミニオンを教えたりなどしてるのですが、やはり、教えていると熱意の差などを感じることがあります。
というのは、やっぱり自分の好きなことを教えることってつい自分のペースで教えすぎてしまったりとかして、周りがついて来ないとか多々あるんですよね。結局、そうなると、せっかくドミニオンに興味を持って貰えたのに、下手したら、呪文を唱えすぎたせいで、相手方がドミニオンに対して、興味を失ってしまうということにもなりかねません。僕自身も結構教えたがりな性格なのですが、相手に対する配慮って物凄く大切なことなんだなと感じます。
更に、何人かに教えていると、人それぞれドミニオンのレベルが偏りが出てくるなど、差が出てくるものなんですが、結局僕自身もドミニオンで遊びたい気持ちがあるので、そこの気持ちの兼ね合いって難しいなぁと感じます。
というのは、本当は周りの人のレベル的には基本セットを熟練させることがプロセス的には先であるのに、自分は拡張セットを混ぜたドミニオンがしたいといった感じです。
お互いの欲求を満たすためにも、お互いに譲歩をしないといけないんですよね。
そこでお互い上手く譲歩ができないと、ドミニオンをするプレイヤーがいなくなるなど、色々残念なことが起こってしまったりします。
また、多人数戦のゲームなので、尚更これらのバランスを考える必要があります。
最近一人の知り合いにドミニオンを教えています。
彼はカードゲームがすごく強い知り合いなのですが、最近彼に言われたことがあって、「このブログの推奨記事は、初心者向きじゃなくて、上級者向き、俺は分かるけど、普通の人には分からない、分かんねーいってブラウザ閉じられるよ」って感じのこと言われたんですよね。
やっぱり僕自身ドミニオンジャンキーでTCGからドミニオンに入った事もあって、理解は人一倍早かった自信はあるのですが、けどその面、初心者の視点が見えにくいことに気が付かされ、「初心者は本当に何も分からないもの」だと言う助言をいただきました。
つまり何が言いたいのかと言うと、自分が初心者視点だと思ったものが実際そうではないということです。
これらの話全てそうなのですが、結局教えたり、伝えたりするとき、相手視点で話を提供すること。これについて考えていく必要があると最近感じました。
この話は実際僕だけの話かもしれませんが、ちょっと最近考えさせられた話なのでここにメモも兼ねて載せておきます。
それと、彼と久々に基本セットやってて気がついたのですが、基本セットやっぱ戻ってやるの大切です。
基本セットを教えていると様々なことに気が付かされ、自分のドミ知識の復習にもなります。まあ彼自身レベルが高く、聞いてくる内容のレベルも高いというのもあるのですが。
ダラダラ話しましたが終わります。
ドミニオン 漁村は銀貨 持続カード考察
夏樹です。
今回はドミニオンの中でもかなりハイスペックの村である漁村の軽い考察記事です。それと、海辺の持続についても取り上げていこうと思います。この記事は中級者から上級者向きに書きます。
3コスト アクション 持続
+2アクション
+1コイン
あなたの次のターンの開始時に、
+1アクション
+1コイン
3コスとなのに、合計2金の出力を出しつつ、2ターン合わせて+3アクションを賄うことができる漁村は村の中でもかなりハイスペックです。
しかしこの漁村、強いのですが、気をつけなければならないことがあります。
アクション+1がついてるのもが多い海辺の持続カード全般に言えるのですが、シャッフルタイミングに気をつける必要があります。
例えば、山札のシャッフルの直前に漁村を貼ると、その漁村は山札の中には混ざりません。
反対に、山札のシャッフルの直前に漁村を貼らなければ、その漁村はシャッフルに混ざります。
極端な例を挙げます。
あなたはデッキの中に漁村を3枚 信託(3コスト)を2枚持っているとします。
シャッフルタイミングに入る直前のターン、あなたの手札は漁漁漁銅屋 サプライには3コスト以下のカードで欲しいカードがありません。
このようなパターンの時、漁村を全て貼ってしまうと、次の山札の中に漁村は混ざりません。
そのため、次のターンに、信託(ドローカード)を引かなければ、漁村のアクションは無駄になってしまいますし、のちに引く信託事故を起こしやすくなってしまいます。
また、今回の場合はめぼしいカードが3コスト以下にしかないので、3枚目の漁村を貼ることは死に札になりやすいです。
これは灯台や隊商にもいえます。 例えば、シャッフルが入る直前に灯台をたくさん貼ってしまうと、次のシャッフルの順目の際、アタックカードの影響を受けやすくなってしまいます。
隊商の場合は、ターンごとに引ける枚数に偏りが出てしまいます。
以上のように、極端な例にはなりましたが、持続カードは、何を目的にして貼るのか考えて貼ることが重要になります。
コンボを組む際の漁村についても、記述しておきます。
漁村は2金分の金量を持っているので、デッキ自身は普通の村に比べるとデッキを成長させてくれ、場にも残るので次のターンの保険にもなるカードです。
しかし、1ドローの付いてない村なので、漁村単体で沢山引く、所謂漁村事故が発生しやすいという特徴も持ちます。
そのため、デッキの中に漁村の比率を高めすぎると銀貨沢山入っているコンボデッキのようにデッキが動きにくくなってしまいます。
それなりに枚数のあるデッキならば、このような事故は少ないのですが、薄いデッキだと、比率上、漁村の取りすぎは漁村の玉詰まりを引き起こしやすくなります。
この考えを知っておくことは、コンボを組む際に役に立ちます。
適度なバランスを保ったコンボデッキを組む上で、デッキ枚数、シャッフルタイミングタイミングを意識することはとても重要なポイントです。
護符と漁村の話をします。
漁村を集める目的に護符(4コスト)を序盤に購入したとします。
しかし、この手は漁村を集めるという面では、正解なのですが、何も考えずに漁村を集めると、漁村事故を引き起こす原因となり、デッキの回転という面では、不正解になります。
別に、護符を入れて漁村を入れることは悪い手ではありません。しかし、護符を入れるタイミング、事故が発生しにくいタイミングを見計らって護符で漁村を集める必要があるということです。前述したとおり、デッキ内のカードバランスを考えながら、構築しなければなりません。
しかし、多人数戦だとマーケットの都合上、早めに漁村を確保することが正解になりうる場合もあるので、そこは気をつけてください。
かなり細かくて、難しい話になりましたが、持続カードをプレイ際の参考になれば幸いです。
終わります。
ステドミ 5月23日 施し橋 建て直し 果樹園
結構やってて面白かったので。
施し橋建て直しステロ、果樹園の点数集め。
こういうサプライは見えないと基本負けなので、初見殺しされないよう、少しでも知識をつけるのが吉です。
また似たようなのがあればここで紹介して行きます。
ドミニオン 物置-faithfulhound
一人回ししたので、メモがてら載せておきます。
以前ヒロタシさんがドミニオンの日々にて考察されていたので、早さに疑問を持ち回してみました。
1物置
2物置
3犬2
4犬2
5物置
6物置 ここまでに忠犬4枚を脇に置く
7属
8属
9属
10属
10t 属州4
3ターン目からは毎ターン物置を引くことを要求です。
途中で物置を打たず、犬を流してしまうと立て直すのに少し時間がかかり約2tぐらい遅れると思われます。
実際12t 30点(属4 公領1 屋敷3)に立て直した試合はなりました。
また、忠犬は4枚必要、常に物置でカードを引くのではなく、山札に物置が何枚残ってるかを期待値計算を自分なりにして、回すことがコツです。
お手本
ドミニオン カードを解釈する 隠遁者から考える
このブログ第1号は隠遁者についてです。
この記事はドミニオン中級者レベルの方を対象にして書きます。
隠遁者
コスト3
アクション
あなたの捨て札のカードすべてを見る。
あなたの捨て札または手札の、財宝以外のカード1枚を廃棄してもよい。
コスト3コイン以下のカード1枚を獲得する。
-------------------------
あなたがこのカードを場から捨て札に置いたとき、あなたがこのターンにカードを購入していない場合、このカードを廃棄し、狂人の山札から狂人1枚を獲得する。
狂人
+2アクション
このカードを狂人の山札に戻す。
そうした場合、あなたの手札1枚につき+1カードを引く。
(このカードはサプライには置かない。)
僕がドミニオンの暗黒時代を触った際、隠遁者ってなんかテキストが長くて、パッとなんか難しいカードの印象を持っていました。
しかし、ドミニオンをプレイしていくにつれ、ドミニオンのカードのテキストを1と読むのではなく、3なり5なり10と読むことの大切さに気がつきました。この作業を行うことで、隠遁者のテキストを解釈することができたのです。
今回はこの話を軽くしたいと思います。短い話になるのですが、軽くお付き合いください。
皆さんは隠遁者をドミニオンのカード何枚かあげて大雑把な計算することができますか?
少し考えてみてください。(答えは下に)
カードテキストは割愛します。
勿論細かい違いはあるのですが、隠遁者は屋敷などを廃棄し(交易路)、3コス以下のカードを獲得(実質工房)+狂人の獲得(研究所n枚分+村)することができます。
そして、隠遁者のテキストをさらに読み替えると次のようになります。
手札または捨て札の不純物を3コスト以下のカードと交換し、任意で、1度だけ使える研究所n枚分+村を隠遁者と引き換えに購入する。
このように考えることで、隠遁者がどのようなカードなのかを理解しやすくなると思います。
ドミニオンのカードのテキストを簡易化することは、ドミニオンのカードを理解する上でとても重要なプロセスであると筆者は主張します。
本当は屋敷を銀貨に変換することがどれぐらい強いことなのかなどを数字とかで示して説明したいのですが、僕自身わりかし感覚派でゲームはプレイしている人間で、「屋敷を銀貨にするのはそら強いやろ!」とか言ってるようなレベルのプレイヤーのため、数字を絡めた難しい話は考察苦手なので、そこは誰かに投げます。
他にも商船を4金と捉えたり、厄介者を研究所を獲得する銀貨+ hexを獲得するカードと捉えたりこの考え方は様々な応用が効くと思うので是非試してみてください。
終わります。
このブログの指針について
このブログは前回の記事でお伝えしましたように、ドミニオンやってる人みんなに読んでもらえるようなブログにすることが目標です。
初心者の方にも勿論読んでいただきたいですし、初心者から中級者へレベルアップをしたい方、上級者の方々全ての方が対象です。
私自身デュエルマスターズを10年ほどプレイして、ドミニオンに移ってきたプレイヤーなのですが、ドミニオンは正解が見えにくいカードゲームであると、プレイしていくうちに感じました。
正解が見えるようになるためには、カードの知識や点数の考え方などといった知識を身につけていくことが大切です。
けれども、その知識や考え方を身につけるためのブログなどの媒体が散乱していることが多く、良記事の多くが、数多くの情報の中に埋もれている状況です。
そしてそれらの記事は、かなり古い記事であることが多いため、それらを掘り起こしつつ、現代版の記事にブラッシングしていく必要があります。
そのため、このブログでは、過去の有志の方々のブログをまとめあげ、そこに足りない内容を追加記事で執筆していくことも行なっていきたいと考えています。
また、ドミニオンには『ドミニオンマニアックス』という、ドミニオンの考察が物凄くしっかりとされた同人誌が存在します。
正直強くなりたいのなら、それを読んでくださいと言いたいところではあるのですが、この同人誌は現在入手が非常に困難でプレミアがついてるような状況です。実際筆者もこの同人誌を手に入れるため、メルカリやヤフオクと睨めっこしてました。
今この同人誌を本当に読みたい人が、読めないというこの状況は筆者はかなり問題だと感じていて、界隈の発展に繋がる知識の共有化に支障をきたしていると筆者は考えています。
知識の共有化が界隈の発展に繋がると筆者が考えてる理由は、この手のゲームは知識をつけることによって大会に出たい欲が高まってくるからだと考えています。他のゲームで大会が多く開催される理由は、競技人数の人口、身につけたゲームの知識を消化したい人が多いからだと思います。
現にシャドウバースやハースストーン、TCG各種は度々大会が開かれていますが、現状ドミニオンは知識の消化手段が基本的に年に1度だけ開催される日本選手権とdominion onlineと身内戦のみです。
ドミニオン強くなりたいな、ドミニオンの知識をつけて、強くなったら大会に出たいなという欲が出るのは自然なことだと思います。
なので、ドミニオンの知識を共有化することは、プレイヤーのドミニオン欲を高め、ドミニオンの界隈を発展させるための一つの手段であると考えます。
話を戻しますが、『ドミニオンマニアックス』が手に入らない状況だからこそ、知識の共有化に対して尚更力を入れていく必要があります。
ドミニオンはTCGとかに比べ、競技人口が少ないので、その分知識を共有化させることができる人も少ないです。そのため、知識を持ってる方が積極的に知識を共有させていくことが必要で、私自身では至らぬところはありますが、その先立ちになればと思いました。
けれども、私自身細かい考察やガチガチの理論でゲームやカード考察をすることは得意ではないです。
細かいカード考察はヒロタシさんのドミニオンの日々(http://d.hatena.ne.jp/hirotashi-domi/touch)など有志の方々のブログが先にしてくださっています。
なので、基本的にはドミニオンを理解するための手助けになるような知識や考え方を主に執筆していこうと考えています。
また、寄稿などもお待ちしております。やはり、知識は1箇所の場所に集めた方がいいと考えているので。
至らぬところはあると思いますが、今後よろしくお願いします。